『ダンダダン』を読んでいて、「うわっ、この顔気持ち悪い…!」と強烈なトラウマを植え付けられた方も多いのではないでしょうか?
そう、作中屈指の不気味さを誇るあの集団、ディスマン(This Man)です。
「ディスマンって一体何話に出てくるの?」「あの不気味な顔の正体は何?」「元ネタの都市伝説って本当の話?」など、彼らの存在には謎が多すぎて、気になって夜も眠れない…というあなたの疑問、痛いほどわかります。
この記事では、オカルトと『ダンダダン』をこよなく愛する専門家が、ディスマンの登場エピソードから、隠された正体、そして世界を震撼させた元ネタの都市伝説の「裏の裏」まで、120%の熱量で徹底解説します!
※本記事は『ダンダダン』原作のネタバレを含みますのでご注意ください!
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- 登場回:原作コミックス第10巻収録の「第83話」「第84話」に登場。
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- 正体:実は主人公モモたちと因縁深い「セルポ星人のクローン」(データ操作された失敗作)。
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- 元ネタ:2006年に世界中で「夢に出てくる」と話題になった都市伝説「This Man」。
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- 都市伝説の真実:実はイタリアの社会学者が仕掛けた、完全な作り話(ゲリラ・マーケティング)!
『ダンダダン』ディスマン(This Man)の登場は何話・何巻?

まずは、あの不気味な集団がいつ登場するのか、具体的なエピソードを振り返りましょう。
初登場は第83話「バイト中」(コミックス10巻収録)
ディスマンの初登場は、原作漫画の第83話「バイト中」および続く第84話です。単行本では第10巻に収録されています。
主人公のモモ(綾瀬桃)が働くコンセプトカフェでの夜。バックルームに戻ろうとしたモモが振り返ると、そこにいたスタッフや客全員が、あの「繋がった太い眉毛に薄毛の丸顔」というディスマンの顔に変わっていた…という、作中でもトップクラスにホラーテイストの強い衝撃的なシーンでした。
メイド服を着たディスマンが無表情で迫ってくるコマは、一度見たら脳裏に焼き付いて離れませんよね!
アニメ版での登場はいつになる?
『ダンダダン』のアニメを楽しんでいる方にとって「あの恐怖シーンがどう映像化されるのか」は非常に気になるところです。
アニメのペース(通常1クールで原作3〜4巻程度を消化)を考えると、ディスマンが登場する原作10巻の内容は、アニメの第2期後半、もしくは第3期での放送になる可能性が高いと推測されます。現在放送中のアニメが原作漫画のどのあたりまで描かれるのかを踏まえても、不気味な集団がアニメーションでどう動くのか、今から楽しみであり恐ろしくもありますね。
トラウマ級に怖い!ディスマンの「本当の正体」とは?

ただの都市伝説のパロディかと思いきや、そこは設定の作り込みに定評のある『ダンダダン』。作中に登場するトラウマ級の怖いキャラクターたちの中でも、ディスマンには物語の根幹に関わるしっかりとした「正体」が用意されていました。
結論:セルポ星人のクローンだった!
ディスマンの正体は、なんと第1話からモモたちを苦しめてきた「セルポ星人」のクローンだったのです。
セルポ星人は生殖機能を持たず、クローン技術によって種を存続させている宇宙人です。しかし、このディスマンたちは、クローン生成時に別の宇宙人(アメーバ状の敵)によってデータを操作され、姿を変えられてしまった特殊な個体でした。
「大量に同じ顔の人間が現れる」という都市伝説の特徴を、「クローン技術の暴走」というSF設定で見事に回収している点は、作者である龍幸伸先生の圧倒的な構成力だと言えます。
アイロンを使ったシュールな撃退法
このエピソードでは、モモを助けるためにやってきた「オリジナルのセルポ星人(6郎)」と共闘するという熱い展開が待っています。
その撃退方法がまたシュールです。セルポ星人から渡された「アイロン」のような道具でディスマンの顔を挟むと、元のセルポ星人の姿に戻るのです。元の姿に戻ったセルポ星人たちと協力し、念力である「六根」を増幅させて戦うという、ホラーからのギャグバトルへの温度差がたまりません。
ディスマンの元ネタ!世界的都市伝説「This Man現象」の真実
『ダンダダン』を深く楽しむなら、元ネタとなった現実世界の都市伝説についても知っておくべきです。この「This Man」、実はネットの歴史に残る壮大な仕掛けがありました。
世界中の夢に現れた謎の男「This Man」
2006年、ニューヨークのある精神科医のもとを訪れた女性が「会ったこともない奇妙な男が毎晩夢に出てくる」と訴えました。医師がモンタージュを作成すると、それは不気味な中年男の顔でした。
その後、全く別の患者たちも「同じ男を夢で見た」と証言。不思議に思った医師がネットで情報提供を呼びかけると、ロサンゼルス、パリ、東京など世界中から「私も夢で見た!」という報告が2,000件以上も殺到した……というのが「This Man現象」の概要です。
「Ever dream this man」の意味と仕掛けられた罠
当時開設された特設サイトのキャッチコピーが「Ever dream this man?(この男を夢で見たことはありませんか?)」でした。
しかし、衝撃の事実があります。この精神科医のエピソードも、世界中からの目撃情報も、すべてがイタリアの社会学者アンドレア・ナテッラ氏によって作られた「フェイク(完全な作り話)」だったのです。
彼は「ゲリラ・マーケティング」の手法を使い、意図的に不気味なポスターを世界中に貼り出し、人々の不安や集団心理を煽ることで、架空の都市伝説を「本物」に仕立て上げました。『ダンダダン』は、この「作られた恐怖が拡散する」という現象自体を、漫画のギミックとして見事に取り入れているわけですね。
よくある質問(FAQ)ディスマンとダンダダンの謎
ここでは、「ダンダダン ディスマン」に関連してよく検索されている読者の疑問に、Q&A形式でズバリお答えします。
Q. This Manはどんな内容の映画ですか?
A. 元々は2010年頃にアメリカの制作会社(ゴースト・ハウス・ピクチャーズ)が映画化の権利を取得し企画が進んでいましたが、実現には至りませんでした。しかし、2024年に日本独自の解釈を加えた映画『THIS MAN』が公開されています。日本の田舎町を舞台に、夢男の恐怖を描いたスリラー作品です。
Q. ダンダダンの宇宙人の元ネタは?
A. 『ダンダダン』に登場する宇宙人や未確認生物(UMA)は、現実のオカルト界隈で有名なものがベースになっています。作中に宇宙人や怪獣の元ネタが多く散りばめられているのも魅力の一つで、例えば「セルポ星人」は、アメリカ政府と宇宙人が極秘交流をしたという「プロジェクト・セルポ」都市伝説が元ネタです。他にもフラットウッズ・モンスターやネッシーなど、オカルトファンにはたまらない元ネタが目白押しです。
まとめ:『ダンダダン』のディスマンは設定の妙が光る名エピソード!
いかがでしたでしょうか?『ダンダダン』に登場するトラウマ級の敵・ディスマンについて、その正体から元ネタの深い裏側まで解説しました。
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- 登場回は**原作第83話・84話(コミックス10巻)**。
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- 正体は都市伝説の怪物ではなく、**「データ操作されたセルポ星人のクローン」**。
- 元ネタは2006年の世界的都市伝説「This Man」だが、実は**社会学者が仕掛けたマーケティング**だった。
ただのオカルトパロディで終わらせず、「クローン技術」や「セルポ星人との共闘」という独自のSFバトルに昇華させているのが『ダンダダン』の凄さです。
「あの不気味なシーンをもう一度読みたい!」「アイロンで顔を挟むシュールなバトルが見たい!」という方は、ぜひ原作コミックス第10巻を手に取ってみてください。知れば知るほど、ダンダダンの奥深い世界観にハマっていくはずですよ!